「人が集まらずに困っているんです。」「若い力が欲しいな。」この悩みは、人材不足が蔓延しているこの日本で多くの経営者さんの悩みです。いざ採用しても、求心力がなかったり、せっかく手間暇かけて採用をしても早期退職をしてしまったりとなかなか熱心に働いてくれる人材は見つけにくいものです。。
日本は若者が少子高齢化で非常に少なくなってきており、ただでさえ街はずれには来てくれないにも関わらず、どんどん若者が減り続けているという負のスパイラルのような状態になっています。こんな状態最悪ですよね。
そんな中で、外国より、日本で職業実習を行うために来日している外国人技能実習生が非常に真面目に働いて求心力が高いことから、外国人技能実習生を採用する企業が増えてきました。技能実習生の採用は年を追うごとに増加傾向にあるので、評判を聞いたりする機会が増えているのではないでしょうか。
そこで今回は、農業で技能実習生を採用する場合について紐解いていきます。
技能実習生の採用はプロがいる
技能実習生の採用は、実習として外国人を採用するため、日本人を採用するときとは流れが大幅に違っています。そのため、面倒なことが多くなったり、複雑な作業になってしまい、採用が難しいイメージですが、実はそんなことはありません。技能実習生の採用は、大手企業以外は自社で全てを行うことが難しいので、世の中のほとんどの中小企業が監理団体と呼ばれる技能実習生採用のプロに技能実習生派遣をお手伝いしてもらってます。そのため、面倒な作業や複雑な作業や、候補者選定や実習開始後も、監理団体が様々な面でお手伝いをしてくれます。そのため、農業で技能実習生を採用することは難しくないのです。
農業は技能実習生の国籍に注目
農業で技能実習生を採用するときには、監理団体が候補者を代わりに選定してくれるのですが、最終的に決断をするのは企業側です。そこで、農業で技能実習生を採用する際に気をつけなければいけない点をおさらいしておきます。
技能実習生と国の問題
技能実習生はアジア圏の国からの採用が中心となりますが、そ技能実習生を採用する場合には、国ごとに抱える問題を考慮しなければなりません。例えば、農業は、ベトナムからの技能実習生は集まりにくい傾向にあります。これはベトナムが抱える問題が起因しており、ベトナムでは、国内で食に関する問題が頻出していて、危険な農薬を使うイメージが農業についてしまっています。そのため、ベトナム出身の技能実習生で、良い人材が農業では集まりにくくなっており、現状ベトナム出身の技能実習生が農業では避けられる傾向にあります。
技能実習生と宗教の問題
宗教も技能実習生を採用する際には考慮しなければならない点です。宗教上の理由でNGとされていることがある場合があります。それは文化の違いです。宗教上の理由から、日本人では理解できないような行動でも理由がある場合があるので、しっかりと監理団体との連携も含めて、宗教上の文化の違いに着目しておくことが必要です。
候補を選ぶのは監理団体
ここまで、農業と技能実習生の国籍によって気をつけることを書いてきましたが、実際には、難しく考える必要はありません。監理団体は技能実習生採用のプロです。農業でベトナムから良い人材が集まりにくいことも理解をしています。農業の内容から、事前に宗教上などの理由で実習が難しい候補者は避けるなどは監理団体が行います。つまりは、監理団体がしっかりしているほど良い候補者が集まり、サポートも手厚くなるといっても過言ではありません。監理団体は全国に約2000団体あるので、しっかりとした監理団体さえ選びさえすれば、候補者を選定する際の問題は全てクリアにして候補者を監理団体が選定してくれます。そのため、実際は気にする必要はほぼないでしょう。
監理団体の選び方
監理団体は団体によって差があるのが現状の事実です。団体によってやれることが違ってきます。Aという団体では事前に日本語教育の時点で農業用語を教えることができたのにBという団体ではできないなんてこともあります。そのため、本当に信頼できる監理団体を選ぶことが技能実習生を農業で採用するにあたって重要なことです。
監理団体は技能実習生の採用を手伝って関係が終わるわけではありません。技能実習生1号と呼ばれる期間に該当する技能実習生を雇用している場合には1月に1回は見回りに来て、技能実習生側の問題と、雇用主側の問題がないのかをチェックすることが義務付けられています。つまりは、採用後に何かあったときに頼るべきは監理団体ということにもなります。信頼できないと怖いですよね。
当サイトでは、信頼ができる監理団体を紹介したうえで、農業での現在のお困りごとなどに重点を当てて、問題を解決するためのお手伝いをさせていただければと思います。お困りごとの相談とお考えいただいて、話を聞いて相談してみたい場合にはぜひお見積もりをしていただければ幸いです。