群馬県は、全国でも上位に入るほど技能実習生の受け入れが進んでいる県です。2019年4月から開始された特定技能制度の影響や少子高齢化、一部の業界における人手不足などの影響もあり、外国人技能実習生制度は群馬県内で再び注目を浴びています。
今回の記事では、群馬県で技能実習生を受け入れるまでの流れと、受け入れる際には明暗を分けてしまう気を付けるべきポイントをご紹介します。
群馬県で技能実習生を受け入れたいと考えている企業様は、ぜひご一読ください。
群馬県の産業と技能実習生制度の必要性
群馬県は、キャベツやキュウリ、ほうれん草、こんにゃく、レタスの生産量が多くなっています。小売り事業所数は約1万3000店舗あり、従業者は約95000人年間販売額は約2兆円と言われています。
経済成長率は年1.7%と全国の都道府県を見ても20位に入るほど経済的に順調です。
また、外国人技能実習生が多く働く製造業の事業所数も4,794ヶ所と全国第16位を誇ります。
群馬県の産業は、商業、製造業、農業の三つの柱が主になっているということですね。
そんな群馬県では、法務省の統計によると6,850人の技能実習生の受け入れが行われています。
商業、製造業、農業には、技能実習生の対象職種が多くあります。他の県よりも受け入れが進んでいるのは群馬県の産業と技能実習生制度の相性が良いからでしょう。
群馬県で技能実習生を受け入れる手順
群馬県で技能実習生を受け入れるには、まず監理団体を選定する必要があります。
簡単に流れを見ていきましょう!
- 監理団体を比較検討した上で選定する
- 監理団体に加入し必要書類を提出
- 加入した監理団体から技能実習制度の説明や求人のヒアリングなどが行われる
- 監理団体の担当者と相談しながら欲しい人材のオーダーをする
- 監理団体が現地の送り出し機関にオーダーを伝え人材募集をかける
- 送り出し機関が監理団体から貰ったオーダーに従い人材を募集する
- 送り出し機関が現地で対象者を選考する
- 送り出し機関が監理団体に対象の人材が見つかったと報告
- 監理団体から現地へ面談に来てほしいと要請が入る
- 現地へ監理団体の職員と向かい面談を行う(通訳は監理団体が手配)
- 受け入れ企業が受け入れる技能実習生を選定する
- 受け入れ企業が技能実習計画を作る
- 監理団体が書類作成や入管申請などを行う
- 送り出し機関が技能実習生に対し、日本語教育などを行う(約4か月)
- 技能実習生が入国する
- 監理団体が技能実習生に対し約1か月、日本語・マナー研修などを行う
- 受け入れ企業で技能実習開始
監理団体の仕事は、上記のように多岐にわたります。
誤解を恐れずに言いますと、監理団体選びを失敗してしまうと、技能実習生制度の活用自体が失敗に終わる可能性があると言っても過言ではありません。
では、監理団体選びを失敗しないために最低限見るべきポイントをご紹介します。
群馬で技能実習生受け入れの明暗を分ける監理団体選びのポイント
ポイント①「エリア」を確認する
監理団体にはサービスエリアというものがあります。
極端なことを言えば、北海道の監理団体が沖縄に技能実習生を派遣することは難しいですよね。
いざというときに駆けつけてもらうためにも、監理団体は群馬県の自分の会社に来てくれるところを選びましょう。
問題が起きた時、会って話せない監理団体は避けたほうが無難です。
ポイント②「送出し国」を確認する
監理団体には、それぞれ提携している各国の送り出し機関があります。派遣会社のようなものですね。
中国やベトナム、フィリピンなど提携している送り出し機関によって派遣できる外国人の国籍が変わります。
例えばフィリピン人の英語に強いという特性を武器に仕事をして欲しい場合にはフィリピンの送り出し機関と提携している場所を選ぶ必要があります。第二外国語が日本語のベトナム人も人気ですね。
このように国による特性を上手く活用したい場合には、送り出し国を確認するのは忘れないようにしましょう。
ポイント③監理団体区分「特定/一般」を確認する
監理団体には大きく分けて特定と一般の区分が存在します。
一般が長年続けており、優良認定を受けた監理団体です。この優良認定を受けている監理団体から派遣されると、技能実習生3号への移行(受け入れ企業も優良認定でなければならない)が認められいたり、受け入れ人数監理団体のの倍数になるなど有利な点があります。
一方、特定区分の監理団体は、比較的新しい団体も多く、新規新鋭のサービスや地元密着など過去の事例を参考に老舗の監理団体よりも柔軟性の高いサービスを提供していることもあります。
他にもサービスの違いは監理団体によりあるので、よく比較検討し、企業の戦略によってどちらが良いかを判断することが大切です。
技能実習生受け入れを成功させるなら専門家に相談!
技能実習生制度の明暗は、監理団体選びの時点で9割方決まります。
監理団体の選定のよくある失敗談で「知り合いの紹介でそのまま比較検討せずに加入してしまって後悔する」なんて話があります。
監理団体を一つしか見ないことは、失敗のリスクをとても高めます。
ですが、いちいち全ての監理団体を見て回るのはとても骨が折れる作業です。
また、気になった監理団体がどのようなことに強いのか、そもそもどのような監理団体があるのかを調べるのは容易ではありません。
そこで、監理団体の選定は我々専門家にお任せください。
実際に、あなたの会社にあった優良な監理団体を厳選してご紹介いたします。あなたの会社の条件に合った候補の中から選ぶことができるので時間の節約や選択の精度を高めるのにご活用ください。
これから群馬県で監理団体選びをしようと考えているならば、まずはお気軽にご相談下さいませ。