技能実習生「失踪」の理由!失踪されたらするべき対処をご紹介!

技能実習生について調べていくと「失踪」してしまった話を目にする方も多いのではないでしょうか?折角雇い入れた技能実習生であっても失踪されてしまってはたまりません。

今回の記事では、技能実習生失踪がなぜ起きるのかについてとその予防法、そしていざ本当に失踪されてしまった際の対処法についてご紹介していきます。

技能実習生を受け入れる予定のある企業担当者の方はご一読下さい。

技能実習生はなぜ失踪するのか?

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技能実習生の多くは、送り出し機関に高いお金を支払い日本にやってきます。なので、よほどの理由がない限り失踪という手段はとりません。

では、なぜ技能実習生たちは失踪してしまうのかその理由についてまずは見ていきましょう。

技能実習生が失踪する理由①本人の欲や違法な借金を背負わされている

法務省の調査によると、外国人技能実習生の内、約7割程度が失踪理由に低賃金を挙げています。実態として月給の手取り額が10万円以下であると半数以上が回答しています。

「手取り」ですので税・社会保障・住宅費などが天引きされたものですので、の金額自体に問題があるわけではないですが、技能実習生本人が来日前に多くの借金を背負ってきているとなると見え方は一変します。

例えばベトナム人が来日する前にかかるコストとしては法定の日本語学校の教育費は3600ドル、(約40万円程度、1ドル=110円換算)で、そこに半年程度寮生活を行う生活費10万円程度を足した50万円程度が法定の金額ですが、実際に来日しているベトナム人技能実習生に話を聞くと70万~80万は珍しくなく、中には100万円以上支払いをして来日している人もいます。

なぜ、倍額以上も支払うことになってしまうかというと、技能実習生の多くはベトナムの地方出身者です。日本に行くための送出し機関を選ぶ段階で情報がないため、地方で募集ブローカーが人集めをするのですが、そのブローカーが集めた人材を送り出し機関に紹介する手数料として高額な報酬を支払っていたり、また、優先的に時給が良い仕事の面接を受けさせる代わりに送出し機関の社員が技能実習生に持ち掛けてキックバックをもらって借金させるといった悪質な事例もあります。更には、日本側の監理団体が送り出し機関からキックバックを貰ったり、現地でのカラオケなど過剰な接待を要求したり、そんな費用すべてが実質的に実習生に課されているんです。

ですから、受入企業側としてはきちんと賃金を払っているつもりでも、送り出し機関や監理団体が悪質だと、日本に来る時点で背負っている借金の重さから少しでも稼げる仕事を求めて失踪してしまう可能性が高くなってしまいます。

また、SNSなどで悪徳業者と繋がり、もっと時給が良い仕事があると言われ逃げてしまうパターンもあります。

ケースバイケースではありますが「もっと稼がなくてはならない」という状況が失踪の理由となっているのです。

この状況を防ぐには、面接段階で支払った金額をきちんと聞き、もっと言えば監理団体に本人の金銭負担のない送出し機関と付き合っているかを確認するなど、リスクをコントロールすることが重要です。

技能実習生が失踪する理由②実習終了後も日本で働きたい

技能実習生制度は、在留資格の区分として三段階あります。
第1号技能実習生、第2号技能実習生、第3号技能実習生です。2号は職種ごと、3号は監理団体、受け入れ企業の実績により制限がかかります。ですので多くの企業では通常2号までは技能実習生を雇用しています。

つまり、平均的に3年間は働いてもらうことができるということです。
そして、2019年4月から開始された特定技能制度は、技能実習生2号から無試験で移行することができます。よって技能実習生は技能実習制度で5年と特定技能精度の5年で最大10年間働けるようになりました。

ただ、逆に言えば在留期間が終わればどんな理由であっても帰国しなければなりません。

「現地の生活が辛い」そんな理由で日本に来た外国人も少なくありません。現地では全く仕事がないという国もあります。日本という住環境はもちろん、働くに困らないという環境は外国人にとって魅力的なのです。

例え不法滞在だとしても、日本で働くために失踪する外国人は少なくありません。

失踪している間ずっと働き、十分に稼いですべての送金が終わってから出頭し、日本の国のお金で強制送還されることを狙う外国人もいます。十分なお金をためて二度と海外で働かなくてよいと考える人はこんな手段をとる人もいます。

本人が何を考えているかよくコミュニケーションをとり、互いのよりよい人生のために、常日頃から理解しておくことが重要となるでしょう。

技能実習生が失踪する理由③労働環境が悪い

日本の指導は厳しすぎると外国人が口にすることは多いです。技術力が高い日本だからこそ、仕事に求める質は高くその指導ついていけない外国人は少なくありません。

しかし、日本の仕事の仕方が肌に合わないという外国人はいます。(この辺りは同じ日本人でも同様です)

また、給金はキチンと支払いがされていても労働時間が長いことで苦痛に感じることも多いようです。
その他にも暴力を受けたり、生活の制限をたくさん設けられたり、パスポートを取り上げられたりなど違法行為を受けたという報告もあります。それに外国人だからという差別や各種ハラスメント、意心地の悪い職場環境やタコ部屋になっている住環境など日本人であっても失踪してしまいたくなる理由もありました。

労働環境が外国人にとってよくなければ逃げ出したくのは当然とも言えます。

技能実習生を失踪させないための予防法

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技能実習生を失踪させないために、最低限守るべきなのは「キチンと適正な給与を支払うこと」です。

その上で、技能実習生との対話や教育(言葉だけでなく常識など)をしっかり行うこと。

また、送出し機関や送出し機関を選ぶ監理委団体の体質の見極めに加え、本人、送出し機関、監理団体、受入企業の4者が一体となって技能実習を成功させようと真剣に考えられるかどうかです。

その中でも、とても大事なのは「適正な監理団体を選ぶこと」で、「失踪者を出さない適正な運用できるようになる」ということでもあります。

技能実習生制度は、安い労働力を雇える制度ではありません。費用は日本人を雇用するよりも多くかかります。ですが、基本的には一度雇用すれば通常3年、長ければ10年間現場を守ってくれる重要な戦力になります。

外国人たちも人間です。
あまり悪質なことをし続ければ「あそこの実習先はヤバい」と仲間内から伝わるものです。

監理団体と企業全体できちんとした運用を心がけましょう!

技能実習生が失踪した時の対処法

とはいえ、万全を期していても思いがけない理由で失踪してしまうことはあります。
技能実習生が失踪してしまった場合、地方入国管理局に失踪届を提出することになります。

失踪届は、監理団体がどのような対応をしたのかなどを明確に記入する必要があります。事実確認を含め監理団体に連絡し、対処してもらいましょう。

また、失踪者が事件に巻き込まれた可能性もあることから警察への連絡も併せて行うのが基本です。

手続きを全て自分でする必要はありません。
失踪したらまずは監理団体への連絡をして、団体の指導の元手続きをすれば問題ありません。

技能実習生の失踪を防ぐには監理団体のサポートが重要

技能実習生失踪は、監理団体選びの時点で明暗が分かれます。
低賃金はもちろんですが、その他の理由についても監理団体の指導があれば防げた問題も多いです。

あまりうるさいことを言わない監理団体は確かに楽な気はしますが、そのことでいつの間にかあなたの会社が悪質企業、法令違反企業として公表されてしまうリスクもあります。

外国人雇用のノウハウがない場合は、まずは自分自身が意識を高く持ち、且つ、監理団体をキチンと厳選することで、適切な指導が受けられ、失踪されるリスクを減らすことができます。

ただ、そんな優良な監理団体を探すのは時間がかかり、大変です。

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