「技能実習生としてベトナム人を受け入れたい」
そんな考えの企業担当者様は多いのではないでしょうか。ですが、ベトナム人と日本人は育ってきた環境が違います。当然、国の違いによる摩擦はどこかで必ず起きてしまいます。
しかし、事前に相手のことを知っておくことで、問題になりそうなことを予測しておくことができます。そして予測ができていれば、事前対策をしておくことも、心構えをしておくことも可能になるのです。
では、そんなベトナム人の知っておきたい国民性とベトナム人技能実習生を取り巻く現状について、お伝えしていきます。
ベトナム人の4Kの国民性
ベトナム人は4Kと呼ばれる特徴があるといわれています。
日本人でしたら、礼儀正しい、空気を読むなどがありますね。では、ベトナム人実習生たちにはどのような国民性があるのでしょうか。
ベトナム人技能実習生は器用
最近では、中国からベトナムへ工場を移している企業が多く見受けられます。
なぜベトナムなのかの理由の一つとして、ベトナム人は器用な人が多いということがあげられます。
ベトナム工場では、着物など繊細な作業の不良品率が非常に低く、流れ作業でも一人当たりのコストパフォーマンスが高いことで知られています。
他にも、バイクなどの機械を自分で修理するといったことが普通になっているなど、「やれることは自分でやる」という精神がベトナム人の器用さには関係しているではないかと考えられます。
ベトナム人技能実習生は向学心旺盛
ベトナム人は、向学心が世界トップクラスに高いといわれています。
これにはベトナム人が信仰する儒教が強く作用し、教育熱心な人が多く、教育されることが習慣化しているからではないかと考えられます。
つまり、教えた仕事内容は貪欲に覚えてくれるのがベトナム人技能実習生の特徴です。
ベトナム人技能実習生は近視眼的
近視眼というと目の悪さのようなイメージがつきますが、そうではありません。日本語的に言えば、短期目線的な人が多いということです。
例えば、ベトナムの市場では多少ぼったくられるのが普通です。日本では次の付き合いもあるからと、値引きすることは珍しくありません。ましてはぼったくりが行われることはほぼありません。そんなことをすれば評判や信用に関わりますので、まっとうな商売人ならばしないはずです。
しかし、ベトナム人は「未来のお金より今のお金」が大事だと考える方が多い傾向にあります。
ただ、これはベトナム人たちが浅慮というわけではなく、紛争・インフレといった状態がごく最近起こっているため、稼げるときに稼いでおくという意識が強いからです。
日本のビジネスでは中長期目線で仕事が組まれていることが多いですが、短期目線に慣れているベトナム人の考え方が仕事にも影響することは考えられます。
この辺りは、手間だと感じても作業の理由をしっかり説明してあげることで解消できる問題でしょう。
ベトナム人技能実習生はカカア天下
ベトナム人の家庭を一言で言い表すならば「カカア天下」の一言に尽きるでしょう。
戦争が多く男手が徴兵されていく中、ベトナムの生活を守っていたのは女性でした。
その過去があるからかベトナム人女性は気の強い方が多く、男性は家庭を優先します。
仕事に関しても、家庭を優先する可能性は高いです。
ただ、突然家に帰るといった突拍子もないことはしないので、ホウレンソウを丁寧に行い、そういった価値観を理解しておけば、トラブルに発展する可能性を抑えることができるでしょう。
なぜベトナム人技能実習生は日本へ来るのか?
では、そもそもなぜベトナム人たちは日本へ技能実習生としてとくるのでしょうか?
この辺りの事情も踏まえておくとベトナム人技能実習生への理解に繋がります。
ベトナム人技能実習生は日本語を身に着けたい
ベトナム人技能実習生の多くは、日本語を身に着けたいと考えています。
というのも、ベトナム人の第一外国語は日本語です。
日本人が「できるなら英語を習得したい」と考えているくらいには、日本語習得をモチベーションとしている方も多いようです。
日本へ技能実習生として来るのは、日本人でいうところのアメリカ留学が近いかもしれません。
ただ、個人個人によって事情は違うため、面接の際に目的をしっかりと聞きだしたほうが良いでしょう。
それにより、ベトナム人技能実習生個人への理解にも繋がります。
ベトナム人技能実習生は日系企業に勤めたい
ベトナム人技能実習生たちは、実習を終え日本語を習得することで、母国に戻ったときに日系企業で良い条件で就職できるといった将来に繋がるメリットが大きいという実情があります。
また日本で必要とされる技能は、ベトナムに参画している「日系企業でも必要とされる技能」である可能性が高いです。彼らの意識では「勉強のために来ている」という意識が少なからずあるでしょう。
日本人の感覚からすると「外国人労働者」という意識がある方が多いのですが、ベトナム人実習生としては、インターンや留学に来ている認識です。
もちろん、優秀な労働力とはなってくれますが、どういうことを学びたいかなどは面接の際に聞いておくことが大切です。
ベトナム人技能実習生とうまく付き合うには相手の事情や国民性を覚えておく
ベトナム人技能実習生たちの価値観や技能実習にきた動機を知っておくことで、言葉が不自由でもうまく付き合うことができる可能性は上がります。
ただ、日本人でも同じ人がいないようにベトナム人も一人の人間です。入社前に腹を割って話すということは難しいかもしれません。
ただ、面接をする機会はありますし、事前にどういう性格の人が来てほしいかというオーダーを出すことも可能です。
日本人以上にその人と成りを考えてあげることで、良い人材になって、自分の会社に就職してくれる可能性はあります。
それには、相手の事情はもちろん、国民性を踏まえて接し方を考えてあげることが大切になってくるのではないでしょうか。
ベトナム人技能実習生を雇うには監理団体が大事
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