栃木県でも、2019年4月から開始された特定技能制度や2024年問題などの影響もあり、外国人技能実習生制度が脚光を浴びています。
今回の記事では、栃木県で技能実習生を受け入れるまでの流れと、受け入れる際には必ず加入しなければならない組合(監理団体)選びのポイントをご紹介します。
栃木県で技能実習生を受け入れたいと考えている企業様は、ぜひご一読ください。
栃木県の産業と技能実習生制度の必要性
栃木県は、イチゴ生産やワイン生産が盛んです。また、在日ペルー人や在日ネパール人の数が多いなど比較的外国人の受け入れ実績が高い県です。
技能実習生の受け入れは全都道府県中17番目に多く、5000人以上を現在受け入れています。
そんな栃木県ですが、産業のメインは製造業、つまりモノづくりです。県内総生産の約31%が製造業からの収入です。その出荷は約8兆円と全国屈指です。そんな栃木県の課題はさらなる産業の発展と人材育成となります。
当然のことながらモノづくりに人材は必須です。ただし、少子高齢化や都市化の影響で労働力が足りない現場が増えています。そんな中、技能実習生を受け入れることで人材不足による機会損失を減らすいった対応をする経営者さんが増えています。
人手不足倒産という言葉が常態化している今、モノづくりを主産業とする栃木県にとって技能実習生制度は希望の光となりうる状況なのです。
栃木県で技能実習生を受け入れる手順
栃木県で技能実習生を受け入れるには、まず監理団体を選定する必要があります。
そして、その選んだ監理団体が、技能実習生受け入れまでをサポートしてくれることとなるのです。
では、監理団体選定から受け入れまでの流れを簡単に見ていきましょう!
- 監理団体を比較検討した上で選定
- 監理団体に加入
- 監理団体の担当者と相談しながら欲しい人材をオーダー
- 監理団体が現地の送り出し機関にオーダーを伝え募集をかけてもらう
- 送り出し機関が監理団体から貰ったオーダーに従い人材を募集
- 送り出し機関から現地へ面談に来てほしいと監理団体へ要請が入る
- 監理団体の職員と現地へ向かい面談を行う(通訳は監理団体が手配)
- 受け入れ企業が技能実習生候補を選定
- 受け入れ企業が技能実習計画を作成
- 送り出し機関が技能実習生に対し、日本語教育などを実施
- 技能実習生が入国
- 監理団体が技能実習生に対し一定期間、日本語、マナー研修などを行う
- 技能実習開始
- 月々の実習の進捗を監理
監理団体の仕事は、人材募集をする現地の送り出し機関の選定も含まれています。
それ以外にも、実際に受け入れ企業とやり取りをするのは監理団体の仕事です。さらに入国後の研修も監理団体の責任のもとに行われます。
よって、技能実習生制度の成否は、監理団体にかかっていると言っても過言ではありません。監理団体選びに失敗すると、それだけ技能実習にストレスを生じさせてしまうリスクが高まるのです。
つまり、監理団体選びを間違えないことが、技能実習生制度を始める上で何よりも大事ということです。
監理団体選びを間違えないためのポイント
「監理団体選びの失敗が技能実習生受け入れの失敗に繋がる可能性がある」
これは間違いなく事実です。
ただそうは言っても、普通の企業では、監理団体選定のノウハウなどあろうはずがありません。
そこで、監理団体選びを間違えないためのポイントを3つ厳選してご紹介します。
ポイント①費用とサービスのバランス
技能実習生が入国して実際の実習(≒雇用)が始まると、受け入れまでの費用とは別に「監理費用」というのものが毎月かかります。
監理費とは監理団体が国に代わって企業での技能実習が適正に行われているかを監督し、適正化させるための諸活動にかかる費用です。具体的には御社に監理団体の方が、訪問して労使双方にヒアリングしたり、相談に乗ったり、誤ったことを最適化する業務や報告を行う費用です。通訳の方をどうこうしたり、病気やけがの際に対応したり、様々な業務があります。
この費用は、監理団体によって異なりますし、どこの国から何人採用しているか、また御社のロケーションによっても大きく変わってきます。様々な前提条件はありますが、多くの場合は2.5万~5万円くらいが割と一般的なレンジかと思います。
しかし、監理費は安ければよいというものではなく、サービスの質との併せてよく見極める必要があります。更には月々の監理だけでなく、そもそも良い人材を募集する力や教育の質も監理団体(正しくは、監理団体が契約している送出し機関の質)によるところが大きいので、それらすべてを勘案した費用対効果で見極める必要があります。
ですので、、なるべく、多くの監理団体を比較しましょう。
ポイント②担当者の知識や人柄
これから技能実習生制度を始めるならば、担当者は「専門家」のように知識・経験豊富な人を選びましょう。
いちいち新人のように「わかりません」ではスピーディーな対応が期待できません。また、知識だけでなく、人柄が良く誠意ある対応をしてくれるかどうかも胎児です。
つまり、頼りになる、又は自社と相性の良い担当者を選ぶことで後悔する可能性が低くなります。
ポイント③対応国の多さ
監理団体によって提携している送り出し機関は異なります。
例えばミャンマー人が雇いたければ、ミャンマーの送り出し機関としか提携していない監理団体では手配できません。
「知り合いの社長さんがミャンマー人を受入れて成功したからミャンマー人にしよう」
そんな考えがあるならば、監理団体を対応した国ごとにフィルターをかけていく必要があります。
技能実習生受け入れを成功させるなら専門家に相談!
監理団体を間違えないことが技能実習制度を使う上での最大のポイントとなります。
ただ、監理団体数は、現在2600と膨大な数があります。そしてそれらは対応する「都道府県」「業種」「送出し国」で細かく分かれています。
そこに、更にサービスの良さや監理費の適正さなどが加わります。
そこで、監理団体の選定は我々専門家にお任せください。
あなたの条件にあった監理団体を選定して、なるべくたくさん無料でご紹介いたします。
これから栃木県で監理団体選びをしようと考えているならば、まずはお気軽にご相談下さいませ。