最近、人手が足りず技能実習生を積極的に受け入れている企業様が増えています。同時に技能実習生の受入れ人数に比例して失踪が年々増加しており、社会問題にも発展しています。何故、技能実習生の失踪が多いのでしょうか?実際に、失踪してしまった場合の対処方法などを企業様に向けて解説したいと思います。こんな悩みを解決できる記事をご用意しました。
1.失踪した場合の対処方法とは?
- 技能実習生の監理団体への連絡。
- 事件に巻き込まれている可能性も考えられるため、警察に連絡。
- 外国人技能実習機構に「技能実習実施困難時届出書」を提出。
提出後に技能実習生が企業に戻って来た場合は、技能実習機構の判断で実習継続が可能になるケースがあります。 - 失踪以前に発生した給与の支払い手続き。
受入れ企業は技能実習生が失踪前に就業した分の給与は給料日に支払うことが求められます。失踪後の就業していない期間の給与は支払う義務はありません。 - 技能実習生の退職手続き。
3.技能実習生が失踪する主な理由とは?
- より高い賃金を求めている。
- 実習終了後も働きたい。
- 指導が厳しい。
- 暴力を受けた。
- 帰国を強制された・
4.技能実習生が受ける可能性のあるペナルティとは?
- 不法滞在を行った場合・懲役刑・罰金
- 出国命令
- 在留資格の取り消し
5.失踪による優良認定要件の減点とは?
優良な受入れ企業及び監理団体の要件を定めており、その要件を満たされ優良認定を受けられた場合、技能実習3号の受け入れが可能になります。また、技能実習期間の延長も可能な上、実習生の受入れ人数が拡大出来ます。しかし、失踪となった場合、減点対象になり優良認定を受けいれられない可能性があります。
6.まとめ
この様に技能実習生が失踪する理由は様々です。失踪理由の7割弱を占めているのが低賃金より少しでも高い賃金の就労条件を求めて失踪しています。この事から、技能実習生を適正な賃金で雇用することが失踪を減少させる一番の対策だと思います。勿論、失踪を起こさせないことが大前提ですが、万が一失踪が起こってしまった場合には、適切な対応を迅速に行う必要があります。この為、長年の実績がある監理団体を選ぶ事がとても重要です。技能実習生.jpでは優良な監理団体を無料でご紹介する事が可能です。