「人手が足りない」そんな中小企業の人事担当者様ならば、技能実習生の受け入れを検討しているのではないでしょうか。
ここは年、ベトナム人技能実習生が中国やフィリピンの技能実習生を抑えて一番人気となっています。では、なぜベトナム人技能実習生が人気なのか、そして実際にベトナム人実習生を受け入れるときの選考方法を知っておいて損はありません。
この記事では、良いベトナム人実習生を受け入れるための方法をご紹介させていただきます。
ベトナム技能実習生は監理団体から派遣される
ベトナムの技能実習生を受け入れるときには、「企業団体型」と「団体監理型」に分かれますが、ほとんどの中小企業が、監理団体から派遣がされる団体管理型を選択することになります。
ベトナムの技能実習生たちは、監理団体の責任及び監理の元に受け入れ企業に対し、技能実習生を派遣します。
なぜ「ベトナム人」実習生が注目されているのか?
近年、テレビなどのメディアでベトナム人技能実習生の活躍が取り上げられています。
そんな今注目を浴びているベトナム人実習生ですが、それはなぜなのか簡単に説明していきます。
ベトナム人技能実習生が選ばれる理由①小学生から日本語教育を受けている
実は、ベトナム人の教育において第一外国語に日本語を選択されていることをご存知でしょうか?
日本人でいうなら、英語の授業がそれにあたります。
もちろん、全員がペラペラに喋れるというわけではありませんが、日本人の一般的な英語力程度は身についています。
片言でもコミュニケーションがとれるのと、そうではないのとでは、雲泥の差がありますね。
他の国の実習生ですと、日本語が全くしゃべれないということも珍しくありませんので、多少でも日本語の分かるベトナム人の人気が高まっているのです。
ベトナム人技能実習生が選ばれる理由②多くの企業で採用されうまくいっている事例が多い
日本人の国民性は、「礼儀正しい」「親切」があげられるそうですが、ベトナム人の国民性は「手先が器用」「賢い」などがあげられるそうです。
実際に評判も高く、一例ですが外国人技能実習生受け入れ事業をしている大和データベース協同組合に寄せられた企業の声によるとこのような声があるそうです。
予想以上によくがんばって下さる方が来て下さり、社内からはずっといてほしいと言う声が多く上がっています。もちろん人によるのでしょうが、今回は(技能実習生の受入れを)実施して良かったと感じています。
引用:大和データベース協同組合公式サイト
この他にも、ベトナム人技能実習生を受け入れて良かったという企業の声は多いようです。
無論、お国が違うため、多少のトラブルの声もありますが、トラブルの数よりも良い報告が多いのがベトナム人技能実習生の質の高さの証明です。
ベトナム人実習生の選考方法
とはいっても、日本人すべてが国民性に当てはまらないように、ベトナム人も個々人で個性や経験で得たスキルは変わってきます。
そんな個々人の力量を見極めるためには、実際に会って行う面接しかありません。
では、具体的に良いベトナム人技能実習生を受け入れるための選考方法についてご紹介します。
スキルをキチンと確認する
日本語は、世界中の言語と比較しても、細かいことを表現できることが特徴です。逆に言えば、外国語は日本人からすれば、大雑把な表現で留まってしまうことも珍しくありません。
実際、ベトナムから来た彼らは日本語がうまくありません。
ゆえに、サポートの経験しかないにも関わらず、スキルとして記載することもあります。
要するに「実際の職務経歴やスキル表記よりも少し大げさに書かれてる」可能性が高いのです。
とはいっても相手方に悪気があるわけではないため、会社側が求めているスキルがあるのかどうかをきっちり面接の際に確認しておくことが必要になります。
語学力よりスキルや人間性を優先する
人を雇う以上、「言葉が通じて、仕事もできる」そんな人材を求めるのは当たり前でしょう
しかし、多くの外国人技能実習生と同様に。語学とスキルどちらも優れている人材というのは非常に少なく、それを求めるとスムーズな受け入れをすることが難しくなる可能性があります。
実情としては、ベトナム人技能実習生たちは語学よりも「人間性」や「スキル」に秀でている傾向にあります。
早く人材を探すならば、何を優先させるか考えておくのも必要になるでしょう。もちろん、特定の人材が来るまで、いつまでも待てるということであれば、それを監理団体へ伝え、待ってみるのもいいでしょう。
要は、選考するときに何を優先するか、条件をしっかり設定しておくことが必要です。
事前にテストを実施する
先述致しましたが、書面と実像が違うという場合がままあります。
ですので、特殊なスキルを必要とする場合は事前にテストを実施することをおすすめします。
仕事上特定スキルが必須なのに、サポート業務しか経験がなく、未熟なベトナム人を受け入れても、双方に得はありません。
特に「これがないと困る」というものは、必ずテストを受けてもらいましょう。
テスト環境が用意できないという場合は、それを確認するのは面接時しかありません。
面接時の受け答えには、通訳が付きますので、根堀り葉堀り聞き出すくらいの勢いで、「人間性」や「スキル」を確認しておくことが必要になります。
後々、「こんなことは聞いていない」とならないように細かく聞いておきましょう。
やってもらう仕事をキチンと定義しておく
ベトナム人に限らず、外国人技能実習生と日本の企業でのトラブルが割と多いのが、「どこまでの範囲の仕事をやってもらうか」です。
派遣社員と同じで彼らは「特定の業務・技術」を習得しに来ているので、あまりに最初の話とかけ離れた内容の仕事を振るとトラブルになりかねません。
一日にやってもらう業務内容を大雑把にではなく、事細かく決めておくことで双方のトラブルを未然に防ぐことができます。
適正給与が分からない場合はまずは見積もりを
ここまで、選考方法について説明いたしましたが、やはり気になるのは「どのくらいの費用がかかるか」ではないでしょうか。
やってもらうことと必要となる人材をしっかり定義すれば、後は予算とのすり合わせだけです。仮にすべて注文を出した上で、人材の採用が決定してからお金を決めるとなると、後々のトラブルに繋がりやすいので、先に見積もりをしておくことをおすすめします。
また、費用をキチンと把握しておくことで、受け入れられる人数も調整(増員)できる余地があるかもしれません。
まずは、具体的なイメージをするためにも、こちらから見積もり又は資料請求をしてみてはいかがでしょうか?