【2020年12月26日更新】変異した新型コロナウイルスが各国で相次いで確認されていることを受けて、日本政府は全世界からの外国人の新規入国を今月28日から来月末まで停止することを決めました。
コロナの影響によって入国予定であった技能実習生が現地で待機状態になっていたり、春先に入国予定の技能実習生が先月にようやく入国できたなど当初の採用予定から大幅に変更になってしまった話をよくお伺いします。また日々往来の再開にむけて日本国政府により各国政府との交渉が行われており、日々変化していく状況下で枠組みが作られています。
タイの技能実習生について多くお問い合わせを頂いておりますので、いつから入国できるか詳しく見ていきましょう。
※2020年11月5日時点での情報になります。
タイから日本への入国について
令和2年9月25日、日本国政府は、同年10月1日から、ビジネス上必要な人材等に加え、順次、留学、家族滞在等の「その他の在留資格」も対象とし、
原則として全ての国・地域からの新規入国を許可することを決定しました
(防疫措置を確約できる受入企業・団体がいることを条件とし、入国者数は限定的な範囲に留める)。
と発表があり、様々な国において技能実習生が来日のための査証(ビザ)の申請が再開しています。
タイから渡航の為の航空便については、コロナ禍以前と比べて運行が減少しています。
査証(ビザ)の取得後、タイから日本への航空便を確保して日本への入国が可能となっています。
※主に、成田、羽田、関西の3空港での受入れとなります。また、一部中部、福岡の2空港でも受け入れています。
タイからの技能実習生の日本への入国はもうすでに始まっています。
タイについては10月30日に入国拒否対象地域指定解除となり、感染症危険情報レベル2の地域となりました。入国については以前より比較的容易になっております。
タイの出国から日本に入国までの概要
タイの場合
現在タイは入国拒否対象地域に指定されていない対象国・地域かつ、
レジデンストラックの運用が開始されている対象国・地域となります。
【出国時】
・我が国在外公館にて査証等申請(誓約書の提示を含む。)
・14日間の健康モニタリング
【日本入国時】
・質問票(健康状態等)の提出
・誓約書の提出
・(接触確認アプリの導入等(推奨))
【日本入国後】
・14日間の公共交通機関不使用
・14日間の自宅等待機
・(14日間の健康フォローアップ(推奨))
・(14日間の位置情報の保存(推奨))
非入国拒否対象地域の場合は、出国時の健康モニタリングがあり、入国時の検査がないので比較的スムーズに入国できそうです。
ただ日本での隔離先、受入企業様でコロナの感染防止を防ぐためにも、出国時での健康モニタリングについては充分な観察が必要です。
技能実習生を採用するには?
日本政府の交渉の結果、レジデンストラックという枠組みによって、タイからの技能実習生の入国が徐々に再開してきております。
監理団体も膨大な手続きに加えて、日本への入国後に隔離措置の手配など以前に比べると業務が複雑になってきています。業務の複雑化により監理団体も良い監理団体と悪い監理団体にますます違いが出てくるのではないでしょうか?
コロナ禍で各国から人の往来が制限されており、技能実習生の採用を検討されている企業様においてはより早く、より確実に適切な監理団体を探したいですよね?
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※コロナウイルスの感染状況により日本への入国条件が変わる場合もありますので、最新情報については
参考:外務省「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html
をご参照ください。