特定技能が始まった影響もあり、技能実習生を受け入れを希望する企業は年々増加傾向にあります。
ただ、技能実習生を受け入れるための前提として監理団体となる組合はどこがいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、どの組合があなたの会社に合っている組合なのかを見極めるポイントをご紹介していきます。
【技能実習生】組合はどこがいい?選び方のポイント
組合を選ぶポイント①JITCOに加入しているか否か
公益財団法人 国際研修協力機構(JITCO)は、技能実習生制度において総合支援機関と言われる組織です。JITCOでは送り出し機関(現地人を派遣する機関)の支援や相談、監理団体からの相談、入国在留申請の手続き支援などを行っています。
JITCOは技能実習生制度において困ったことがあったら相談ができる「組合(監理団体)にとってありがたい機関」です。
JITCOに加入していれば経験の浅い組合であっても、支援を受けながら技能実習生制度を運用できます。
しかし、実習の実施企業様もその年会費5万円を負担しなくてはなりません。
JITCOに加入している組合なのかどうかは組合を選別する一つのポイントとなります。
ちなみに、JITCOに加入しているかどうかは見積もりで確認することができます。
組合を選ぶポイント②優良適合基準をクリアしているか否か
技能実習生制度には、組合(監理団体)と受け入れ企業双方に優良適合基準というものが存在します。優良適合基準は、技能実習生制度を運用するにあたり優良な実績がある場合にのみ政府から認定が行われます。
必然的に優良適合基準をクリアしている組合を選ぶことで技能実習生制度で失敗する可能性は低くなります。
また、一部職種において認められている第3号技能実習生へ移行するためには、組合が優良認定を受けていることが必須条件となります。
5年間の技能実習生受け入れが可能な職種の場合は、必ず確認しておきましょう。
(※3号への移行は受け入れ企業も優良認定をうけなければなりません)
組合を選ぶポイント③受け入れ予定の職種実績があるか否か
監理団体では、様々な職種の技能実習生受け入れに携わっています。ところが、協同組合という性質上、実績が特定の業界や職種に偏っている傾向があります。
例えば農業協同組合でしたら、農業の派遣実績が多くなる傾向にあります。製造業に関連する協同組合だったら製造業への派遣が多くなるといった具合です。このように協同組合ごとに実績が偏ってきます。
受け入れる予定職種の実績が多い組合にしたほうが、組合内のノウハウも溜まっており、トラブルが少なくなると考えられます。
また、業界用語や職種への理解も問題になります。簡単な専門用語一つ分からないような担当者では必ずどこかでズレが出てきます。
自分の業界にある程度は精通しているかは確認が必要です。
組合を選ぶポイント④サポート体制がどう充実しているか
技能実習生制度を利用するにあたり問題となるのが、組合が受け入れ企業及び技能実習生に対しどのようなサポートをするかどうかです。
例えば、メンタルの問題が出てきやすい技能実習生に対して相談窓口(母国語)を常に儲けていたり、日本語学習を定期的に行っていたりなどですね。法定研修の内容や費用も気になるところです。
逆にそこまでのレベルでサポートは求めていないというものもあるかもしれません。サービス内容は毎月徴収される監理費と監理費とサービスのバランスの見極めが重要です。
組合を選ぶポイント⑤担当者の能力を確認
技能実習生制度はとても複雑です。しかも、色々な解釈があり、実態として技能実習制度に精通している人でも分からないことが少なくないと言われています。ただ、担当者となる以上は関係法令や月に1回以上実施される監査指導が適切に行われるかどうかは確認しておく必要があります。
知らぬうちに法令違反や義務違反をしてしまい気づいた時には大事になっていたでは目も当てられません。
社内で法令や制度に対しての知見が低いならば、それに応じて高い見識を持つ担当者を選ばなくてはなりません。
技能実習生を任せる組合がどこがいいかはプロに選定してもらう!
技能実習生を受け入れるにあたり組合はどこがいいかを自分ないし社内だけで判断することは困難です。
組合は対象地域だけでも何百とあることも珍しくなく、一つ一つ見積もりをとっていくだけでも莫大な時間がかかります。その上、細かい精査をしていくとなれば時間がいくらあっても足りません。
そこでおすすめなのは、組合に精通したプロにあなたの会社に合った組織を紹介してもらうことです。
業種・優良適合基準・実績などをスピーディにどこの組合がいいかを判断することができます。
技能実習生受け入れを検討中の方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。