【鉄道施設保守整備】新たに技能実習の移行対象職種に追加になった作業とは?

2021年3月16日付で技能実習に関わる法律が改正され、技能実習2号に移行可能な職種に新たに作業が追加されました。よって現在技能実習制度における職種・作業は85職種156作業となっています。今回の記事では作業が追加された職種「鉄道施設保守整備」についてお伝えいたします。

 

鉄道施設保守整備が「技能実習2号」移行対象職種に新規追加へ

 

我が国の公共交通機関は正確な運行スケジュール、安全でトラブルの少ないとして世界的に定評があります。中でも鉄道に関しては、複雑な路線の維持、過密なダイヤグラムの調整などをこなしながら、数多の乗客に対応する正確無比な運送システムとなっております。日本が世界に誇る鉄道ですが、そのような大動脈のようなシステムを支えているのがレールや枕木の点検、交換を行っている鉄道施設保守整備になります。あらゆる業界で人材不足が叫ばれている中、鉄道施設保守整備において待望の技能実習2号への移行対象職種に追加となりました。

 

技能実習生が作業できる鉄道施設保守整備とは?

 

軌道保守整備作業

作業の定義としては

「軌道を構成する部材の交換又は規定された構造にするために整備を行う作業 なお、技能実習生が軌道保守整備作業に関して行った作業の仕上がりについて、各鉄道事業者が定める基準を満たすことを確認する有資格者等※ を必ず配置する体制をとることとする。」

となっております。

 

※有資格者等の要件は以下のとおり。

軌道保守整備作業に関して行われる作業の仕上がりを確認する者として、各鉄道事業者が認めた作業責任者(工事管理者等)

注意点としては、「鉄道施設保守整備作業」は技能実習評価試験(試験実施機関: 一般社団法人日本鉄道施設協会)となります。

 

技能実習制度が鉄道施設保守整備の人材不足と環境問題を解消する!?

 

安全で正確に大量に人やモノを輸送できる鉄道は低炭素社会において不可欠な存在です。また我が国が誇る安全で優れた鉄道のシステムは、地道な軌道保守等の作業によって維持されています。開発途上国へ鉄道の優れたシステムを輸出するにあたって、この鉄道施設保守整備ができる外国人人材が不可欠になってきます。開発途上国等への鉄道における保守整備の技術移転を進め、その国の発展に貢献すべく、鉄道業界としても技能実習制度を拡充することは非常に重要なテーマとなります。今回の技能実習の移行対象職種の追加により、慢性的に不足している日本の鉄道施設保守整備の人材の増加や発展途上国へ鉄道システムを輸出することや保守整備などの技術移転を行い、低炭素社会の実現をしていくことで環境問題を解消できることは世界にとっても大きなプラスになります。

 

鉄道施設保守整備業の技能実習生を採用するためには?

 

それではモチベーションの高い技能実習生や前向きな技能実習生を採用するためにはどうすればいいでしょうか?技能実習生と企業が直接やり取りすることはなかなかハードルが高いので、多くは監理団体を通して技能実習生の採用を進めていくことになります。監理団体の数も今や2800以上日本国内にあり、監理団体によってもサポートの違いや面接のノウハウ、現地送り出し機関との関係性など質もまちまちです。

そして監理団体との契約前での比較が重要になってくるのですが、比較のためには多くの時間や手間がかかってしまいます。そこで技能実習生.jpなら無料で簡単にお客様のニーズに合う監理団体をご紹介致します。

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