【福島で技能実習生】組合(監理団体)選びや受入れのフロー解説!

2019年4月から特定技能制度が開始したことで、 特定技能へ無試験で移行できる外国人技能実習生(2号、3号取得者)たちがさらに注目を浴びるようになりました。

今回の記事では、福島県技能実習生を受け入れるメリット3つと、実際に技能実習生を受け入れるまでの流れをご紹介します。

福島県の産業と技能実習生制度の必要性

カツオ

福島県は大内宿や五色沼、鶴ヶ城など有名な観光地があります。
第一次産業では、桃やカツオ、鯉などの水産物が有名です。二次産業では電子機器関係やプリント基板、電子部品、自動車エンジン工場など多くの企業が点在しています。
また、第三次産業では、郡山市が東北地方の商都と言われるほど、高い生産性を発揮しています。

そんな高いレベルの経済活動が行われている福島県ですが、少子高齢化問題は解決されていません。このままいけば、技能者の引退と共に福島県の産業がじわじわ衰退してしまうという事態にもなりかねません。

そんな理由から外国人技能実習生の受け入れを実施、検討している福島県の企業は増えてきています。

福島県で技能実習生を受け入れるメリット3選

福島県,技能実習生

メリット①技能実習生たちに福島の技術を伝えることができる

先祖伝来の技能を誰も受け継ぐ人がいないというのは寂しいものです。
本当ならば自分の子供や孫、親戚に継がせたいものの誰も継いでくれる人がいないとなれば話は変わってきます。

自分の代で先祖が積み重ねた技術を全てなくしてしまうのか、外国人であってもその機能を受け継いでくれるのか、とても難しい問題ではありますが学ぶ気があるなら外国人であっても技能を受け継がせたいと言う職人さんは少なくありません。

自分たちが伝えた技術が今後世界に渡り活躍すると思えば、それだけで技能実習生を雇用する意義はあるというものでしょう。

メリット②技能実習生を通し異文化交流ができる

日本はもともと鎖国を行っているなど外国との交流に消極的な民族です。ただこれから国際化が進む中、ずっと自分たちだけで完結してしまうようでは、いつしか日本の国力が落ち、生活が脅かされる日も来るかもしれません。

そんな中、外国人技能実習生と触れ合うことにより自分や会社組織の見識を広げる良い機会となり得ます。また、出稼ぎをすることが多い技能実習生の中には思わぬ高い知識を有している場合もあります。

例えば、フィリピン人の英語能力などはわたしたち日本人よりも確実に高いことが多いので、日本語を教える代わりに英語を教えてもらうなどを相互成長の機会にもなりえます。

また、アジア諸国はすごい勢いで成長しています。自社のビジネスを海外展開するきっかけになってくれるかもしれません。

メリット③作業効率が改善し職場の活性化

事業が安定している企業であっても新入社員を入れるという行為は、企業の風通しを良くし職場を活性化させるといった効果があります。新しい人間が入ることにより気が引き締まり職場全体の作業効率の上昇が期待できます。日本人で行えれば良いのですが、日本人の採用はますますひっ迫している上に、若い人の定着率は年々落ちてきており、なかなか思うように雇用できないのも現実です。

外国人技能実習生は技能の習得に来ているため、新しい人が入ることによる+の効果に加え、技術を教える教育者のレベルの向上や語学力、コミュニケーション能力の向上なども期待できるのです。また、今まであいまいにしていた制度も整理して、企業の雇用の体制を強化するきっかけにもなります。

単純に人手不足の解消と考えられがちな技能実習生ですが、見方を変えれば様々なメリットを技能実習生からも得ることができるのです。

福島県で技能実習生を受け入れる手順

福島県,技能実習生

技能実習生を受け入れるにはまず組合(監理団体)を選定する必要があります。

受け入れまでの簡単な流れはこうです。

  1. 監理団体を選定する
  2. 監理団体に加入する
  3. 監理団体で欲しい人材のオーダーをする
  4. 監理団体が現地の送り出し機関に募集をかける
  5. 送り出し機関がオーダーに従った人材を見つける
  6. 送り出し機関が監理団体に人材が見つかったと知らせる
  7. 監理団体から人材が見つかったから面談に来てほしいと連絡が入る
  8. 現地へ監理団体の職員と向かい面談を行う
  9. 受け入れる技能実習生を選定する
  10. 技能実習計画を作る
  11. 送り出し機関が技能実習生に対し日本語教育などを行う
  12. 技能実習生が入国する
  13. 監理団体が技能実習生に対し日本語、マナー研修などを行う
  14. 技能実習開始

この流れから見るとわかるように、監理団体の仕事は多岐にわたります。
実際に人を集める送り出し機関の選定も実は監理団体に一任されています。

つまり、監理団体選びを間違えるとそれだけで技能実習生制度が失敗してしまうこともあり得るということです。

技能実習生受け入れを成功させるなら専門家に相談!

技能実習生制度を受け入れて成功するか失敗するかは、人材集め、送り出し機関の選定、人材教育までを行う監理団体選びが肝となります。

では、監理団体選びに失敗してしまうとどうなるのでしょうか?
例えば、低レベルの送り出し機関と提携している監理団体に加入しました。すると、いくらオーダーを工夫しても他の送り出し機関で断られたような質の低い人材しか集められなくなります。日本で例えると、有名な派遣会社の面接に落ち、派遣登録してもらえなかった断られたスタッフのみが集まるような派遣会社に頼んでしまった感じです。総じて人材のレベルが低くなってしまうのです。

また、悪質な送り出し機関になるとキックバックや監理団体への賄賂なども横行しており、技能実習生達に借金という形で債務を負わせるところもあります。そうなると借金に苦しむ技能実習生たちが失踪やSNSなどで知り合った上手い儲け話につられて問題を起こすといった最悪なケースも散見されます。

つまり、監理団体選びが技能実習の成否に与える影響はとても大きいのです!

そこで、監理団体の選定は我々専門家にお任せください。
「勤務地」「業種」「希望国」など、あなたの会社にあった優良な監理団体をご紹介いたします。監理団体との付き合いは数年にわたります。ですから、すぐに決めてしまうのではなく、複数の監理団体と会って、直接話しながら、長く付き合えるところを探すことが大事です。

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