「人材不足だし、ベトナム人技能実習生を受け入れてみよう。でも、何かあったらどうしよう」
そんな人事に頭を悩ます方は近年多くなってきています。
確かに初めて外国人が来る職場では「他の人と上手くやってくれるか」「仕事をキチンとしてくれるか」など様々な不安がありますよね。
中でも気になるのは、「技能実習生たちは何を考えているのか」「どんな状況で日本に来たのか」ということではないでしょうか?
そこで、今回の記事では実際に初めて日本に来たベトナム人技能実習生ランさん(28)に話を伺ってきました。ベトナム人技能実習生の実習に対する赤裸々な生の声を語っています。
ベトナム人技能実習生を初めて受け入れる企業担当者の方は、ぜひご一読ください。
ベトナム人技能実習生ランさんの話
今回の記事では、農業の技能実習に来た、ベトナム人技能実習生ランさんにお話を伺いました。彼女は技能実習生としてはベテランで第3号技能実習生という技能実習生の中では最後の在留資格で働いています。
※実際のインタビューでは日本語(十分に意味は通じるレベル)で話してくれているのですが、そのまま文字に起こすと少し理解できない部分が出てきます。そこで、今回はランさんのインタビューをもとに読みやすいように補完・意訳しながらご紹介していきます。
ベトナム人技能実習生、ランさんはどんな人?
1年間の半分くらいは忙しくて、5月~7月と9月と11月は収穫が重なるので週一回程度しか休みがないくらいです。
明日は7時からなのでちょっとゆっくりできます。
他にも日本はキレイだったり、食べ物が美味しくて安全(ベトナムは食べ物が不安)なところとかも魅力的でした。日本に来てから分かりましたが、思ってたより会社の人は優しくて日本が好きになりました。
あと、いとこが日本で実習生として仕事をしていたので、応募のきっかけになりました。
では、気になるお金の話も聞いていきましょう。
ベトナム人技能実習生ランさんのお給料やお金の話
前は日本語ができないから給料も少なくても仕方ないって思えましたけど、今はもっと日本語勉強して上手くなってきてるので、給料を多くしたいです。
家業は鳥のヒナを買って育てて売る仕事です。大体2万羽くらいいます。
技能実習生期間が終わったら将来について
でも、日本にずっといたいです。特定技能か留学どっちがいいか今悩んでいます。
今は特定技能2号は農業にはないから農業にも出たらしたいです。もし、特定技能2号で来れるなら留学は選びません。
ベトナム人技能実習生は日本に好意的な人が多い
今回ベトナム人技能実習生ランさんとお話させていただきましたが、総じて「日本が好き」という印象を受けました。ベトナムに比べて日本が魅力的と感じる部分が多いのではないかと考えられます。
「日本にいたいから一生懸命仕事をする」といったモチベーションに繋がっているのではないかと感じました。
ベトナム人技能実習生たちは日本を魅力的に感じるからこそ一生懸命働いてくれるのですね。
ぜひ、今不安に思っている担当者様は一度組合に相談して実際に会ってみてはいかがでしょうか?
ランさんのような素敵な技能実習生に会えるかもしれません。
技能実習生採用の為には、まず窓口となる監理団体の選定が必要です。
ただ、ご御社の「エリア」「業種」「希望送出し国」に対応していて、かつ真摯な対応をしてくれる良い監理団体を見つけるのは結構大変な作業です。ぜひ、比較検討したいという場合にはプロにご相談くださいませ。