空港グランドハンドリング業では、人材が年々不足してきています。
日本人の労働力だけでは現場が回らない、そんな場面が増えてきているのです。
そんな中、航空機が安全に飛ぶためには必須の仕事である空港グランドハンドリング業では昨今、技能実習生の姿が目立つようになってきました。
今回の記事では、これからの空港グランドハンドリング業の人材不足を補う「技能実習生を受け入れる方法」及び「技能実習生受入れに必須の監理団体選びのポイント」についてご紹介していきます。
空港グランドハンドリング職種の人材を求めている企業の方ははぜひご一読下さい。
空港グランドハンドリング業で技能実習生を受入れるには?
技能実習生を受け入れるというと、専門的で莫大な知識が要求されそうなイメージがあります。
ですが、実際技能実習生の受け入れはそう難しくありません。
技能実習生を受入れている企業の実に7割が小企業であることからも、専門知識をもたなくても受入れが可能であることが分かるかと思います。
まずは技能実習生を受入れるための流れを簡単に見ていきましょう。
「①監理団体へ加入→②監理団体へ人材をオーダー→③人が見つかったら現地へ面接及び採用決定→④技能実習計画を作成及び申請→⑤受け入れ準備(住居環境の用意など)→⑥実習開始」
受け入れ企業は基本的には、監理団体を決め、人材をオーダーし、受入れる人物を決定し、準備を整えれば受け入れが可能です。
もちろん、外国人の受入れのノウハウがない場合には、企業努力は必要になります。
外国人に対する理解や住居の用意、マニュアルの充実、技能実習計画の作成及び申請などですね。
もちろん、ノウハウが必要なところはきっちりと監理団体がサポートしてくれます。
ただし、サポートの度合いは監理団体及び担当者によってことなりますので見極めが大事です。
キチンと複数の監理団体と面談をして、自社と相性の良い監理団体を選定することが何より大切です。
空港グランドハンドリング業ではどんなことを技能実習生に任せられる?
技能実習生を空港グランドハンドリング職種で受入れるためには、航空機地上支援作業を含む仕事であることが求められます。
空港グランドハンドリング仕上げ作業の定義は以下の通りです。
『航空機の到着から出発までの航空輸送における空港地上支援業務に係るものであり、貨物および手荷物の取扱い、航空機搭載・取り降ろし等に係る作業』
空港グランドハンドリング業における必須作業は?
では、航空機地上支援作業を具体的に見てきましょう。
航空機地上支援作業と言っても仕事としては多岐にわたります。一つずつ確認していきましょう。
まず、1年目(第一号技能実習生)には下記の作業が含まれていなければなりません。
- 航空機搭降載作業(機器・備品の取扱い作業(ULD)
- 航空機搭載・取り降ろし作業(機材寄り付き誘導・ULD移送))
- 手荷物取扱作業(手荷物選定確認・仕分)
- 貨物取扱作業(輸出入貨物選定確認・仕分作業)
次に2年目~3年目(第二号技能実習生)になった際は上記作業に加え下記の作業を含む必要があります。
- 車両走行作業(発進・走行・駐車操作・車両による作業エリアへの進入・離脱操作)
- 牽引走行作業(発進・走行・駐車操作・車両による作業エリアへの進入・離脱操作/
- 駐停車操作・機材への寄り付き操作)
- 航空機装着離脱作業(.装着機材誘導・2.航空機装着・離脱・駐停車操作
これらの作業を含むように技能実習生計画を立て、申請し許可をもらうことが技能実習生受け入れのために絶対に必要なこととなります。
ちなみに、これから技能実習生を受入れる企業は該当しませんが、優良受け入れ企業に認定された上で特定の条件を満たすと第三号技能実習生(在留期間:2年、合計5年)のへの移行が認められます。
不安や疑問があるなら監理団体に直接聞くのが最短の解決法
初めての技能実習生受け入れはどの企業でも不安を持っています。
例えば「受け入れまでどのくらいかかるか」とか「今いる社員たちとうまくやってくれるか」など気になる問題は山のようにあるでしょう。
ですが、実は考えれば考えるほど溢れる疑問は、監理団体がすぐに回答してくれます。
下手にネット等で調べるよりもずっと早く正確です。常に正確かつ最新の情報を求めるならば、監理団体に聞く以上の答えは存在しません。
なので、技能実習生制度が気になる方は、まずは監理団体へ電話をしてみることをおすすめします。今ある疑問のほとんどは、すぐに解消できること間違いありません。
空港グランドハンドリング業で技能実習生受入れ前にはまず監理団体選び
空港グランドハンドリング業に限らず、技能実習生を受け入れるならば、監理団体選びが最も重要です。
監理団体と一口に言ってもサービスのベクトルや質は異なります。
担当者の相性やサービスの質も監理団体ごとに個性があるのです。
ただ、選ぶにしても非営利組織の監理団体の性質上、情報を拾うのも大変です。
特に航空グランドハンドリングなどは対応している監理団体自体がまだまだ少ないのが現状です。
「技能実習生受入れに興味はあるけれどどこに電話して良いかも分からない」というのが技能実習生における最大の関門と言えます。
そこで、まずは弊社の監理団体紹介サービスをご利用ください。
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