【2020年12月26日更新】変異した新型コロナウイルスが各国で相次いで確認されていることを受けて、日本政府は全世界からの外国人の新規入国を今月28日から来月末まで停止することを決めました。
コロナ禍のために今年の初めに入国予定であった中国の技能実習生は多くの方が待機中になってしまい、査証(ビザ)の取り直しを余儀なくされたり、日本の受け入れ企業の担当者様も採用計画の変更の見通しが立たなくて困るなどの声を多く耳にしました。
また日々往来の再開にむけて日本国政府と中国政府に交渉よって、新しい生活様式に対応する仕組みづくり行われております。
中国の技能実習生の入国について、「既に始まっているのか?」「現在の状況はどうなの?」など多くお問い合わせを頂いております。中国からの技能実習生の入国について詳しく見ていきましょう。
※2020年11月6日時点での情報になります。
中国から日本への入国について
令和2年9月25日、日本国政府は、同年10月1日から、ビジネス上必要な人材等に加え、順次、留学、家族滞在等の「その他の在留資格」も対象とし、
原則として全ての国・地域からの新規入国を許可することを決定しました
(防疫措置を確約できる受入企業・団体がいることを条件とし、入国者数は限定的な範囲に留める)。
と発表があり、様々な国において技能実習生が来日のための査証(ビザ)の申請が再開しています。
コロナ禍以前と比べて中国から渡航の為の航空便については、運行本数が減少しています。
査証(ビザ)の取得後、中国から日本への航空便を確保することにより日本への入国が可能となっています。
※主に、成田、羽田、関西の3空港での受入れとなります。また、一部中部、福岡の2空港でも受け入れています。
中国からの技能実習生の日本への入国はもうすでに始まっています。
中国については10月30日に入国拒否対象地域指定解除となり、感染症危険情報レベル2の地域となりました。入国については以前より比較的容易になっております。
中国の出国から日本に入国までの概要
中国の場合
現在中国は入国拒否対象地域に指定されていない対象国・地域かつ、
レジデンストラックの運用が開始されている対象国・地域となります。
※現在中国政府とレジデンストラックの運用の協議・調整中のため、日本への入国についてはレジデンストラックと同様の手続が必要になります。
【出国時】
・我が国在外公館にて査証等申請(誓約書の提示を含む。)
・14日間の健康モニタリング
【日本入国時】
・質問票(健康状態等)の提出
・誓約書の提出
・(接触確認アプリの導入等(推奨))
【日本入国後】
・14日間の公共交通機関不使用
・14日間の自宅等待機
・(14日間の健康フォローアップ(推奨))
・(14日間の位置情報の保存(推奨))
中国については非入国拒否対象地域になるため、出国時の健康モニタリングがあり、入国時の検査がないので比較的スムーズに入国できそうです。
ただ日本での隔離先、受入企業様でコロナの感染防止を防ぐためにも、出国時での健康モニタリングについては充分な観察が必要です。
技能実習生を採用するには?
日本政府と中国政府がいまだ協議・交渉中のものの、日本への入国についてはレジデンストラック同様の手続きをとることにより、中国からの技能実習生の入国が徐々に再開してきております。
監理団体も膨大な手続きに加えて、日本への入国後に14日間の隔離措置の手配など以前に比べると業務が複雑になってきています。より複雑になった業務により監理団体も良い監理団体と悪い監理団体にますます違いが出てくる可能性があります。
コロナ禍以前と比べて様々な状況が違ってきている中、技能実習生の採用を検討されている企業様においてはより早く、より確実に適切な監理団体を探したいところだと思います。
そこで約2,800社ある監理団体の中からお客様のニーズに合う監理団体を技能実習生.jpがオススメいたします!
※コロナウイルスの感染状況により日本への入国条件が変わる場合もありますので、最新情報については
参考:外務省「国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html
をご参照ください。