失踪にも色々な背景がありますが、原因の一つに「出国前の借金が多額である」ことが挙げられます。
借金の額が大きい実習生ほど、経済的負担からより良い仕事を求めて失踪してしまうという訳です。
例えばベトナムの場合、これらの費用は$3600ど法律で定められていますが、ブローカーへの手数料や中には日本側監理団体へのバックマージンなどが追加され、中には100万円以上支払っているケースもあります。
そして彼らは日本で働いた賃金からそれらを返済する予定で来るのですが、借金が大きい人ほど負担が重くなり、もっと条件の良
い仕事があると誘われて、ついに失踪してしまうのです。
日本の監理団体は例えばベトナムの場合、3社の送り出し機関としか契約できないことになっています。
つまり、違法な搾取やバックマージンが常態化している送出し機関や監理団体から受入をしている場合実習生が失踪するリスクは高くなるということです。